設備の「温度異常」を見逃さない。——工場・施設の温度監視をAxisサーマルカメラ × Gravioで自動化

現場に潜む「見えない危険」、あなたの施設は大丈夫ですか?
工場の制御盤、変電設備、充電池の保管ラック——。
これらの設備は、目に見えない「熱」が異常を知らせる最初のサインになります。
しかし現場の実態はどうでしょうか。
- 人が巡回して目視確認しているが、頻度に限界がある。
- 異常に気づいたときにはすでに遅かった。
- データとして温度を記録しておらず、原因究明ができない。
- 警告・可視化ツールを導入しようとしたが、開発コストが高すぎる。
このようなケースでまず思いつくのが、温度センサーでの計測です。
しかし、温度センサーだけでは把握が難しい状況も多く存在します。
例えば、
- センサーでは、点でしか温度を捉えられないため、どの部分が異常値なのか特定ができない。
- 広範囲で温度を監視する場合、大量のセンサーが必要になる。
- 測定対象が回転・動作する機器などで、物理的にセンサーを設置することが困難である。
といったケースをよく耳にします。
熱検知カメラソリューションがこの課題を解決します!
今回は、Axis社の熱検知カメラ(AXISQ1961-TE Thermal Camera)と Gravio を組み合わせ、ノーコードで温度の見える化・異常検知・自動通知を実現する仕組みが完成をご紹介します。
想定される導入シーン
エネルギー・電力業
変電設備・発電機・太陽光パネルの過熱を早期検知。
設備の予防保全と安全管理を両立します。
重工業・製造業
ベルトコンベア・制御盤の温度を24時間監視。
異常発熱の兆候を早期に把握し、製品不良や設備故障、火災リスクの低減に役立てます。
また、温度変化を継続的に監視することで、設備異常の早期発見と予防保全に活用できます。
リサイクル・廃棄物処理
充電式電池リサイクル施設での発火予防に活用。
バッテリーの過熱傾向を検知し、発火や事故につながるリスクの早期把握を支援します。
さらに、保管エリアの温度を定期監視し、バッテリーの異常発熱にいち早く気づける体制づくりにも貢献します。
防災・アウトドア施設
山林・施設周辺の火災兆候検知。
熱源の変化をいち早くとらえ、初動対応を迅速化できます。
導入前後の変化
「Axisが温度を測り、Gravioが温度を管理する」
1. 検知エリアの温度をリアルタイムで可視化

AXIS Q1961-TEは、カメラに映る被写体の温度を非接触で計測できるサーマルカメラです。
堅牢・耐腐食設計により屋外や過酷な工場環境でも安定稼働し、内蔵の早期火災検知機能で炎が出る前の微かな熱源の変化を確実に捉えます。
また、詳細を映さない特性によりプライバシーを保護しつつ、現場の「見えないリスク」を高精度な温度情報として生成する、信頼性の高いエッジデバイスです。
なお、当該カメラのスペックは、0~120℃の物体温度で+/- 5℃の精度となります。その他、関連する性能諸元に関しましてはAxis社のWebサイトにて該当製品の諸元をご確認ください。
Gravio と連携することで、設定した検知エリアの最高・最低・平均温度を自動取得し、時系列グラフとして蓄積します。
「今この瞬間、どこが高温になっているか」をリアルタイムに把握しながら、過去のトレンドも記録し続けます。
温度データの蓄積は、単なる「見える化」にとどまりません。
- 巡回点検の属人化を減らし、夜間・休日も監視を継続
- 異常発生前の温度変化を記録し、予防保全の判断材料に
- 設備トラブルの原因究明に使える客観的なデータが残る
2. 閾値超えを即座に担当者へ通知

AXIS Q1961-TE では、温度の閾値を設定することも可能です。
設定した閾値を超えると担当者へ自動通知する仕組みをGravioで設定することで、現場に行かなくても、どこにいても異常を即座に把握できます。
3. サーマル映像による熱源の視覚的な特定・原因究明
サーマルカメラの映像設定では、熱の分布が色として可視化されます。
Gravioとの連携で、閾値超えをリアルタイムに通知し、担当者はその映像を確認することで、数値だけではとらえきれない「どの部位が、どのように高温になっているか」を映像で直感的に把握でき、問題異常箇所の特定と原因究明を素早く行えます。
システム構成はシンプルです。

GravioはMQTTやVAPIX APIといった標準的な接続方式に対応しているため、開発の手間なくAXIS Q1961-TE とシームレスに連携可能です。

また、Gravioはプログラミング不要のノーコードツールとして、上記画像のように簡単にBIツール・メッセージングアプリ・現場の機器との連携フローを設定できます。
例えば、
- Step 1:AxisサーマルカメラがMQTT経由で温度データを送信
- Step 2:GravioがAxisサーマルカメラのAPIに問い合わせ、温度データを取得・保存・グラフ化
- Step 3:設定した閾値を超えた場合に即座に担当者へ自動通知
この一連のフローが、プログラミングなしのノーコード設定で構築できます。
クラウド環境が使えない工場や施設でも、ネットワーク設計を大きく変えることなくスピーディーに導入可能です。
まずは検証から始められます。
弊社製品「Gravio」は無償トライアルもご用意しております。
実際の環境でAxisカメラとの連携を試し、現場への適用イメージを想定していただけます。
製品に関するお問い合わせや、サーマルカメラ活用に向けたご提案も承ります。
お気軽にご相談ください。
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